Windows10メジャーアップデートで何が変わったの?
マイクロソフトは、11月13日(日本時間)に、Windows10初のメジャーアップデートを公開しました。今回のメジャーアップデートで追加された主な機能は下記の通りです。
音声アシスタント機能 Cortana(コルタナ)
音声で検索できるだけではなく、下記の操作をすべて声だけで実行することができます。
※利用するにはMicrosoftアカウントが必要です。
- [カレンダー]アプリと連動した予定の通知
- [天気]アプリと連動し、地域や日時を指定した天気予報を確認
- [Googleミュージック]アプリと連動した曲の再生
- [アラーム]アプリと連動したタイマーの設定
- [OneNote]アプリと連動したメモの作成
- [マネー]アプリと連動した株価の確認
- リマインダーの作成
- コルタナとのコミュニケーション

- Cortanaの[設定]→[応答する相手]を[自分に]へ変更し、あらかじめ自分の声を登録することで、かなり音声認識率が高まります。
- [コルタナさん]欄を[オン]に変更することで、「コルタナさん」と話すとCortanaが応答するようになります。
- [Windows]キーと[C]キーを押すことで、コルタナを呼び出すこともできます。
- Cortanaを使用するときは、音声入力デバイスが必要です。デスクトップPCの場合はスタンドマイクとスピーカー、あるいはヘッドセットなどの準備が必要です。
- 先行する英語版では[手書きメモ]の認識や、Windows10 Mobileで着信した電話を通知する機能などが備わっていますが、日本語版は今後適用される予定。
- コルタナの発音は改善の余地がありそうです。
アプリの保存先の変更
アプリはこれまでCドライブにしかインストールできなかったため、Cドライブの容量に気を使う必要がありましたが、インストール先の変更ができるようになりました。
- インストール先は、[設定]→[システム]→[ストレージ]内の[新しいアプリの保存先]を変更することで変更できます。
スタートメニューの変更
スタートメニューは標準で3カラム(小サイズなら6カラム)しか配置できませんでしたが、4カラム(小サイズなら8カラム)まで配置できるようになりました。

- タイルを4つ配置する場合は、[設定]→[パーソナル設定]→[スタート]をクリックし、[タイル数を増やす]をオンにしておきます。
右クリックメニューのデザインと項目の変更
タイルをクリックすると表示されるコンテキストメニューはフォントサイズが変わりました。また「ライブタイルをオンにする」「タスクバーにピン留めする」などの項目は[その他]へ移動しました。
[スタート]メニューのジャンプリストにサブカテゴリが追加
[スタート]メニューの[エクスプローラー]のジャンプリストにピン留めされた項目は従来通りですが、サブカテゴリが新たに加わりました。
- [設定]→[パーソナル設定]→[スタート画面またはタスクバーのジャンプリストに最近開いた項目を表示する]でオンとオフの切り替えができます。
※タイルをクリックすると表示されるコンテキストメニューの行間は、以前より広くなりました。
アクションセンターの[クイックアクセス]に[表示]タイルの追加
画面右下に表示された[アクションセンター]アイコンをクリックすると表示される[クイックアクセス]欄に[表示]タイルが追加されました。この追加により、マルチディスプレイの設定がクイックアクセスからできるようになりました。
- ショートカットキー[Win]+[P]キーでも表示できます。
仮想デスクトップ操作にスナップ機能が追加
サムネイルを右クリックすると表示されるコンテキストメニューは、従来はアプリの移動や終了しかできませんでしたが、新たにスナップ操作に関する項目が追加されました。
Microsoft Edgeの変更
[タブプレビュー]機能が追加されました。この機能は、表示中のページから離れなくても他のタブにポインターを合わせることで、そのタブのWebサイトの内容をプレビュー表示できる機能のことです。この他にもパフォーマンスやセキュリティ機能が向上しました。また[お気に入り]や[リーディングリスト]に追加した項目も、デバイス間で同期されるようになりました。
Microsoft Edgeの右クリックの変更
Webページを閲覧中に、読めない漢字や調べたい言葉があった場合は、その場所を右クリックして選択し、表示されたメニューから[Cortanaに質問]を選択します。画面右側に該当するWebページの検索結果が一覧表示されます。