Windows10のアップグレードに関するポリシー変更

Windows10のアップグレードに関するポリシー変更が、10月30日(日本時間)にマイクロソフトの公式ブログで発表されていました。この中で問題となるのは下記の2つの項目です。

1)予約するとすぐにアップグレードが開始される

現在、Windows10のアップグレードを予約すると、[アップグレードの準備が完了しました]と通知されます。その後ユーザーの意思で[Windows10へのアップグレード]を開始するステップを踏み、初めてアップグレードが実行されます。しかし[Windows10へのアップグレードに関するポリシー変更]により、予約後すぐにアップグレードが開始されます。

2)Windows10へのアップグレードが[推奨される更新プログラム]に格上げ

2016年より[Windows10へのアップグレード]が[推奨される更新プログラム]に格上げされ、設定によっては[Windows Update]で自動的にWindows10へアップグレードが実行されます。

[推奨される更新プログラム]は、自動インストールの扱いになるため、[更新プログラムを自動的にインストールする]に設定しているユーザーは、[Windows Update]が行われたタイミングで[Windows10へのアップグレード更新プログラム]が自動的にインストールされます。

更新プログラムとは

マイクロソフトの更新プログラムは、重要度に応じて3つの段階に分かれています。

  1. [重要な更新プログラム]は、セキュリティ、プライバシー、信頼性の向上を目的とした更新プログラムのことで、すぐにインストールすることが推奨されています。この更新プログラムは、[Windows Update]で自動的にインストールされます。
  2. [推奨される更新プログラム]は、重大な問題に対処するプログラムではありませんが、コンピューターの使用感向上に役立つ更新プログラムのことで、この更新プログラムは、[Windows Update]で自動的にインストールできます。
  3. [オプションの更新プログラム]は、コンピューターの使用感を向上に役立つ更新プログラムのことで、Microsoftの新しいソフトウェアも含まれています。この更新プログラムは、手動でインストールする必要があります。

Windows10のアップグレードに関するポリシー変更