プロジェクターの選び方

研修や取引先へのプレゼンに欠かせないのがプロジェクターです。
以前は高価でしたが、最近では3万円台で購入できる製品もあり、とても身近になってきました。
プロジェクターを購入する際、何を基準にすればよいのか確認しておきましょう。

スマホとプロジェクターを接続する方法

明るさ

プロジェクターの明るさ(光束)は「ルーメン(lm)」という値で表します。
数値が大きければ大きいほど、室内を暗くしなくとも視認しやすく、鮮明な映像を投写できます。

一般的には、3000lmよりも上ならば部屋の照明を消さなくても鮮明な映像が得られます。4000lmを超えると、投写するスクリーンの背後にある窓から日光が差し込んでも、十分視認できるレベルになります。
但し、大きな光量を得るためには、それだけ高性能なランプを搭載する必要があります。その場合、消費電力も高くなり、本体サイズも大きくなります。また発熱量も増すので、ファンが必須になり、騒音もあります。

  • 数人で利用する小会議室レベルであれば2000lm程度
  • 20〜30人くらいは入れる中会議室レベルでは3000lm程度

接続方法

ノートパソコンとプロジェクターを接続する際、従来は「D-Sub15ピン」で接続するのが一般的でしたが、最近では「HDMI」接続やUSB接続も普及しつつあります。但し、USB接続の場合、初回接続時はドライバのインストールが必要になります。研修会などで複数の登壇者がパソコンを取り替えながらプレゼンする場合、先にいったんドライバのインストールを済ませておかないと、進行が滞る原因になるので、注意が必要です。
またプロジェクター本体にLANコネクタを備え、同一LAN上のパソコンからデータを読み込める製品もあります。無線LANで社内ネットワークに接続しているパソコンと組み合わせ、ワイヤレスでプレゼンを行うことができます。

画面解像度/比率

現在販売されているプロジェクターは、SVGA(800×600ピクセル)以下の製品は少なくなり、XGA(1024×768ピクセル)以上が一般的です。また画面のワイド化に伴い、WXGA(1280×800ピクセル)を標準とする製品も多く、上位モデルの場合、WUXGA(1920×1200ピクセル)に対応した製品も販売されています。解像度が高い方がよいですが、ビジネス用途であれば、XGA/WXGAクラスであれば十分です。

重量とサイズ

プロジェクターは、本体に内蔵するランプが強い光と熱を発し、それをファンで冷却する仕組みのため、小型化すると、何らかの機能が犠牲になります。小型化することで明るさが失われたり、ファンを小型化したぶん回転数を上げる必要が出て騒音がうるさくなることもあります。重量とサイズは、用途に合わせたバランスが大切です。

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