Webブラウザー「IE」バグ 数億人に影響

マイクロソフトは9月17日に、Webブラウザー「インターネットエクスプローラー(IE)」に新たなバグ(不具合)が見つかったとし、無料のセキュリティーソフトをインストールするようユーザーに呼びかけています。

この脆弱性はIE7/8/9に存在し、細工を施したWebサイトをユーザーが見ただけで被害に遭う可能性があります。特に注意が必要なのは、最新のパッチを適用したWindows XP SP3の環境で悪用されることが報告されています。

Microsoftはまだ、この脆弱性を解決するための更新プログラムをリリースしていません。

IEは世界中で数億人が利用していますが、今回見つかったバグについて専門家は、ハッカーによるパソコンの遠隔操作が可能になるリスクも指摘。マイクロソフトは不具合を解決した新たなバージョンをリリースするまでの当面の対策として、別のブラウザーを利用することを推奨しています。

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