Excel データ入力後、意図しない表示形式に変換される

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Excelでは、ワークシート内のセル(1つのマス目をセルと呼びます)の中にデータを入力します。Excelを利用する前に、覚えておくと便利な知識について学習しましょう。

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データ入力後、意図しない表示形式に変換される

Excel

表示形式の自動適用

Excel で数値や文字列を入力すると、次のような意図しない 表示形式 が自動的に適用されることがあります。

表示形式の自動適用

《セルに組み込みの表示形式を自動的に適用する条件》
表示形式が適用される条件は予め決まっています。確認しておきましょう。

1.数値に「 / スラッシュ記号 」または「 - ハイフン」が含まれている場合は、日付形式に変換されることがあります。

2.数値にコロン (:) が含まれているか、または数値の後にスペースと A または P の文字が続いている場合は、時刻形式に変換されることがあります。

3.数値に文字の E (大文字または小文字、たとえば 10e5) が含まれているか、または数値に列の幅とフォントに基づいて表示可能な文字数を超える文字が含まれている場合は、その数値が指数表記の形式に変換されることがあります。

4.数値の先頭に 0 が含まれている場合、その 0 は削除されます。

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表示形式が自動的に適用されないようにするには?

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文字列として入力

4-1 、10e5、1 p のような値を入力し、その値を組み込みの表示形式に変換されないようにするには、その数値を 文字列 として入力します。

■方法1
1.[ホーム]タブ→[数値]右下の↘ボタンをクリックします。

文字列として入力


[セルの書式設定] ダイアログボックスが表示されます。
2.[表示形式] タブをクリックします。
3.[文字列] をクリックし、[OK]ボタンをクリックします。

表示形式の自動適用


■方法2
入力の前にアポストロフィを付けます。
例えば、'4-1 のように入力します。


《操作結果》
数値として入力した場合と比較してみましょう。

表示形式の自動適用

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