キャッシュ |cache|

英語でいえば、貯蔵庫とか貯蔵したものという意味です。

パソコンでは、一度取り出したものを、次にまた使うときに備えて一時的に置いておくところ、の意味で使われます。
例えば、仕事部屋と書庫がそれぞれ別々にあるとして、書庫から取り出した本を使い終わったらすぐに戻すのではなく、 ひょっとするともう一度使うかもしれないので仕事部屋の机の横にあるサイドテーブルに置いておこうというときの、そのサイドテーブルの役割がまさにキャッシュです。
パソコン内部や周辺でのデータの流れには、スピードが速い部分と、相対的にスピードの遅い部分があり、スピードの速いところが無駄に待たされることがないようにキャッシュが使われます。
インターネットブラウザのキャッシュというものは、パソコン内の処理は速いけれども、インターネット側からのデータは電話回線経由で遅くなってしまうので、その間にキャッシュを置いて、2度目に同じページを見る場合は、インターネットに取りにいくのではなく、キャッシュにあるデータで表示するようにする、という形で使われます。
こうした用途は、あくまで一時的なもので、インターネットの接続が終わったら不要です。そのため、ハードディスクの容量に余裕がない場合は、インターネットブラウザのキャッシュにあるデータを消して空きを作ることが出来ます。