WindowsXPとOffice2003の最後の修正パッチ

マイクロソフトは、2014年4月9日に、WindowsXPとOffice2003に対して提供する最後のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開しました。WindowsXPとOffice2003のサポートは、2014年4月9日の午後4時に終了します。公開された最後の修正パッチは、4段階で最も高い「緊急」が2件、2番目に高い「重要」が2件です。

「緊急」のセキュリティ情報2件について

「緊急」のセキュリティ情報2件は「MS14-017」「MS14-018」です。
「MS14-017」は、Officeに関する3件の脆弱性を修正するものです。脆弱性が悪用された場合、特別に細工されたファイルを開いた際や、添付されたファイルをOutlookでプレビューした際などに、リモートでコードが実行される危険があります。
「MS14-018」は、Internet Explorer(IE)に関する6件の脆弱性を修正するものです。脆弱性が悪用された場合、特別に細工されたWebページを表示した際、リモートでコードが実行される危険があります。影響を受けるソフトはIE11/IE9/8/7/6です。

WindowsXPのサポート終了に伴い、IE6もサポート終了となるため、今回の修正パッチがIE6に対しての最後の修正パッチになります。同時にMicrosoft Security EssentialsのXP向け提供も終了となります。

WindowsXPとOffice2003のユーザーは、2014年4月9日の午後4時以降、新しいセキュリティ更新プログラムの提供は行われなくなります。

WindowsXPとOffice2003の最後の修正パッチ