ビジネスの場に多い、間違った敬語

分かっているつもりでも、意外と間違った使い方をしている敬語があります。
間違った敬語

[check](×) すみません → (○) 申し訳ありません・恐れ入りますが。
お詫びや頼みごとをする時に「すみません」の一言では気持ちは伝わりません。

[check](×) 了解しました → (○) かしこまりました。
職場で上司に使うことが多い言葉ですが、これは間違った敬語です。

[check](×) ご苦労様です → (○) お疲れ様です。
これは目下にあたる人をねぎらう言葉です。

[check](×) おっしゃられました → (○) おっしゃいました。
おっしゃられるは「おっしゃる」と「られる」の二重敬語になります。

[check](×) 宜しかったでしょうか → (○) 宜しいでしょうか。
自分の考えを押し付けるような言い方は、相手に不快感を与えかねません。

[check](×) 課長、この件どうしましょうか → (○) 課長、この件はいかがいたしましょうか。
「どうしましょうか」は目上に対する尊敬語や自分をへりくだる謙譲語も含まれていません。

[check](×) 私の説明がお分かりになりますか → (○) 私の説明でお分かり頂けましたでしょうか。
「お分かりになりますか」は、相手に高圧的な印象を与えます。

[check](×) いつもお世話様です → (○) いつもお世話になっております。
「お世話様」は取引先の相手に使うと失礼になります。

[check](×) 弊社の担当者にお伝えします → (○) 弊社の担当者に申し伝えます。
伝えるのは自分の動作なので、「お」を付けるのは間違いです。

[check](×) A社のB課長が参られています → (○) A社のB課長がお見えです。
「参る」は謙譲語なので、自分に対して使う言葉です。

[check](×) お休みを頂いております → (○) 休みを取っております
休みを与えているのは自社ですので、取引先等の社外へ休みを伝える時は自社に対しての敬語は使いません。

[check](×) お客様をお連れしました → (○) お客様をご案内致しました。・お見えになりました。
お連れするの「お」は上司に対してへりくだる意味を表しています。これは、お客様に対して尊敬語も謙譲語も使われていないことになります。

[check](×) とんでもございません → (○) とんでもないことです。
とんでもないが1つの言葉なので、「ない」を「ございません」には置き換えられません。

[check](×) A様でございます → (○) A様でいらっしゃいます。
ございますは「ある」の丁寧語であり、尊敬語ではありません。

[check](×) 伺わせて頂きます → (○) 伺います。
「伺う」と「頂く」で二重敬語になります。

[check](×) 確認をお願いします → (○) ご査収ください。
「ご査収」は、より丁寧な言葉遣いです。