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ウィルスって何? |
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コンピュータに感染することで、様々な悪事を及ぼす不正なプログラムのことを、人間に感染するウイルスに類似していることから、「コンピュータウイルス」と呼ばれています。(単に「ウイルス」とも呼ばれています。)
勝手にコンピュータの中に入り込み(感染)、増殖し(潜伏)、ファイルやデータを破壊し(発病)、最悪の場合、そのコンピュータを死に追いやってしまう。 |
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この行動パターンは、人間と病原菌の関係に酷似しています。
ウイルスは、『第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、「自己伝染」「潜伏」「発病」の機能のうちを1つ以上有するもの』と定義されています。
このことから、感染活動は行わず破壊活動(発病)のみを行う「トロイの木馬」や、感染対象ファイルを必要とせず、自己増殖によって感染を広げる「ワーム」と呼ばれる不正プログラムも含め、現在はコンピュータに悪事を及ぼす不正プログラムのことをまとめて「コンピュータウイルス(ウイルス)」と呼ぶようになっています。 |
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ウィルス対策は、下記のページでも掲載しています。
■ウィルス対策 |
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スパイウエアって何? |
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スパイウェアとは、気づかれないうちにパソコンにインストールされ、パソコン内の情報を第三者に自動的に送信するソフトウエアのことです。
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[被害の一例]
1)どんなサイトを見ていたか、名前やクレジット番号、メールアドレス などの個人情報が盗み出される
2)パソコンを遠隔地から操作される
3)ブラウザーを立ち上げたときに表示されるページを勝手に変更される
4)ブラウザーのウインドウが多数表示される
5)ダイヤルアップ接続の設定を勝手に変更される
6)利用者のパソコン操作を記録される
[主な原因]
インターネット上からダウンロードしたソフトウエア本体とともにインストールされる |
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スパイウエアがインストールされてしまう原因 |
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ソフトウエアに含まれ、そのソフトウエア本体とともにインストールされる場合が多いです。
この場合、スパイウェアがソフトウエアと一緒にインストールされることが使用許諾契約書に記載されていることがあります。
しかし、ソフトウエアのインストールの際には、ほとんどのユーザーが使用許諾契約書を読まずに、または理解せずに同意してしまいます。そのため、ユーザーがスパイウェアのインストールに気づくことが少ないのです。
スパイウェアはウイルス同様インターネットやメールを介してパソコンに侵入しますが、ウイルスとは異なり、他のパソコンへの感染活動は行ないません。
そのため、ウイルスほど関心をもたないユーザーが多く、気づかないうちに情報を盗まれているようなケースがあるのです。
最近ではスパイウェアが激増しており、パソコン1台当たり平均 24 個のスパイウェアがインストールされているという報告があります。その中でも外部からシステムを監視するタイプが増加しています。
スパイウェアの防御策
スパイウェアをインストールされないための予防方法は、まず、信頼できないソフトウエアをインストールしないことです。
インストールする際も使用許諾契約 書をよく読み、[同意します] のボタンを不要にクリックしないようにすることが大切です。
また、スパイウェアのインストールを防止してくれるアプリケーションもあるので、それを利用するのも有効です。
スパイウェアをインストールしてしまった場合、ほとんどのスパイウェアはアンチウイルスソフトでは検知および除去することができません。そのため、スパイウェア除去ソフトを使用してスパイウェアを除去する必要があります。
スパイウエア駆除ソフト(無料)
Spybotのインストールとその方法
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ウィルスに感染していることがわかったら→パソコンとインターネットの接続を切ります。 |
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理由は、他の人に迷惑をかけないようにするためです。
確実に電源を切るには、LANケーブルを取り外すか、モデムやルータの電源を切り、対策する準備が全て整うまで切断しておくことが大切です。
ウィルスの種類がわかっている場合、インターネットで情報を集めれば、手動で駆除することができますが、パソコン初心者の方には、市販のウィルス対策ソフトを購入されることをお奨めしています。
ウィルスの中には、感染したかどうかはっきりわからないものもあります。
ウィルスの有無を確認するには、ウィルス対策ソフトのメーカーなどが無償で行っている、オンラインスキャンをお奨めしています。但し、無償のオンラインスキャンは、ウィルスの有無は確認できますが、駆除することはできないので、ウィルスを発見した場合は、ウィルス対策ソフトで駆除します。
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コンピュータウイルスが感染したコンピュータの症状 |
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01)動作速度が遅くなる。
02)メモリが不足する。
03)画面上にメッセージが表示される。(反戦、反核、愛、宗教、政治など)
04)画面上にグラフィックが表示される。(アニメーション、絵、図形など)
05)画面上のテキストやグラフィックが崩れる。
06)データが破壊される。(システム情報、ファイル情報など)
07)プログラムファイルのサイズが大きくなる。
08)プログラムが実行不可能になる。
09)ファイルが削除される。(プログラムファイル、データファイルなど)
10)コミュニケーションやプリンタポートの動作がおかしくなる。
11)キーボードから正しく入力ができなくなる。
12)ハードウエアの基本設定がリセットされる。または、おかしくなる。(CMOS情報)
13)音が鳴りだす。(音楽、擬音など)
14)保存したデータファイルにテキストが書き足される。
15)ウイルス自身を添付したメールを送信される。
16)ディスク上のファイルを添付したメールを送信される。
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ウイルスに感染した時の対処法 |
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コンピュータのトラブルなのか?それともウイルスなのか?
症状の中には、ハードウエアやソフトウエアのトラブルと見分けがつきにくいものがあります。
コンピュータウイルスによるトラブルかどうかを見分けるためには、ウイルス対策ソフトを使用して、コンピュータの中を調べてみることをお奨めしています。
ウイルスに感染していた場合
ウイルスプログラムを削除したり、動作不能にできれば駆除したことになりますが、ウイルスは、正常なファイルの一部を改ざんしている場合がほとんどです。
ウィルスは、ファイルを手動で削除して終わり!ではありません。
そこで、ウイルス検索や駆除には専用のウイルス対策ソフトを使います。
ウイルス対策ソフトは、ウイルスに感染したファイルの中から、ウイルスプログラムの部分だけを取り除くなど、ユーザーには難しい作業を一手に引き受けてくれます。
ウイルス駆除には、ウイルス対策ソフトを使うのが最も簡単で安全な方法です。
☆急にパソコンの動きが遅くなった場合→まずはウイルス感染を疑ってください。
ウイルスに感染すると、メモリが不足したり、動作速度が遅くなることがあるからです。ウイルスの中にはハードウエアやソフトウエアのトラブルと見分けがつきにくいものがあるため、まずは、無料のウイルス診断などで感染の有無をチェックします。
★ウイルス対策ソフトを使用しても駆除できない場合
パソコンを再セットアップすることになります。
そのためにも、日頃からこまめにデータのバックアップをとるように心がけましょう。
★感染が確認されなかった場合
ウイルス以外の何らかの原因でコンピュータが不安定になっていると考えられます。
コンピュータはウイルスに感染していなくても様々な要因で動きが遅くなることがあります。
★考えられる要因
「システムリソースを異常に消費している」ケース
同時に多くのアプリケーションを使用したため、コンピュータのシステムリソースのほとんどを使ってしまったことによるものです。
この状態から回復するためには、不要なアプリケーションを終了し、同時に使用するアプリケーションの数を減らします。
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どうしても多くのアプリケーションを同時に使用したい場合
メモリの増設など、コンピュータの能力を向上させる必要があります。
必要のないアプリケーションをアンインストール(コンピュータ上から削除すること)することも、コンピュータを早く動作させるためには有効です。
また、コンピュータは使用しているうちに、必要のないファイルでハードディスクがいっぱいになったり、ディスク内でファイルが断片化されてしまったりします。
このような状態では、コンピュータが本来持っている性能を十分発揮させることはできません。
こうした状態になるのを防ぐためには・・。
定期的に「ディスクのクリーンナップ」や「デフラグ」を行う必要があります。
これらの機能は、それぞれ不要なファイルの削除やファイルの分割状態を解消してくれるものです。
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個人でできる6つの基本対策 |
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インターネットに接続している間、ハッキングを受けたり、トラップ(罠)が仕掛けられたホームページや電子メールを見るだけでウイルスに感染したり、個人
情報が漏えいするといった危険に常にさらされています。このような攻撃から守るために、個人でもできる基本対策を確実に行うことが大切です。
1)修正プログラムをインストールする、バージョンアップする
2)ウイルス対策ソフトを導入する
3)ファイアウォールを導入する
4)Webブラウザーの設定を調整する
5)パスワードを定期的に変更し、絶対に他人に教えない
6)大切なデータはバックアップする
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1)修正プログラムをインストールする、バージョンアップする |
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攻撃の多くは、OSやWebブラウザーに存在するプログラム上の欠陥(セキュリティホール)を狙ったものです。
そのため、OSやWebブラウザーの製造元はセキュリティホールを修正するために、欠陥に対する修正プログラムを配布しています。
※衣服に空いている穴に継ぎ当てをする様に似ていることから、修正プログラムのことを「セキュリティパッチ」と 呼んだりもします。
※古いバージョンのアプリケーションを利用している場合、セキュリティホールを修正したり、修正プログラムをインストール するためにバージョンアップが必要になる場合があります。
Windows Updateをはじめ、Internet Explorerなどは常に最新のバージョンをインストールしておくように心がけます。
修正プログラムが配布される際に公開されたセキュリティホールに関する情報は、ハッカーなど悪意ある者にとっては、パソコンを攻撃するための恰好のヒントになってしまいます。
安全にインターネットを利用するには、できるだけ速やかに修正プログラムをインストールして、OSやWeb ブラウザーのセキュリティホールを修正しなくてはなりません。
「自分のパソコンは大丈夫だろう」などと安易に考えず、常に配布された修正プログラムを適用し続けていくことが、パソコンを守っていくために最も大切な方法です。
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2)ウイルス対策ソフトを導入する |
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コンピュータウイルスは、その種類も毎日のように増え、一向にとどまるところを知りません。
ウイルスによる被害かパソコンを守るには、ウイルス対策ソフトをインストールすることが必要です。
しかし、ウイルス対策ソフトをインストールしたからといって、それだけで安心してはいけません。
ウイルスは新種や亜種が次々と開発され、常に無差別的にあらゆるパソコンを狙ってきます。
そのため、新しく登場したウイルスを検知、駆除できる新しい定義ファイルに更新する必要があります。
ウイルス定義ファイル(ウイルスパターンファイル)は、ウイルス対策ソフトの製造元が、発見されたウイルスから解析した特徴(パターン)を記録したデータファイルで、ウイルス対策
ソフトは定義ファイルに記録されている特徴をもとにウイルスを検知し、隔離または駆除することであなたのパソコンをウイルスによる被害から守ります。
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「定義ファイルを更新しただけで安心」ではありません。
更新した定義ファイルを使用して、使用するファイルにウイルス が感染していないか検査する必要があります。
ウイルス対策ソフトでは、電子メールの添付ファイルや、インターネット上からダウンロードしたファイル、ドライブから読み込んだ記録メディアに保存されているファイルにアクセスしたときに、それらのファイルにウイルスが感染していないかリアルタイムでチェック(スキャン)してくれる機能を持っていますので、必ず『有効』にしておきます。
それに加えて、ハードディスク上のデータがウイルスに感染していないか定期的にスキャンすることも重要です。
ウイルススキャンは、手動で行うこともできますし、毎日決められた時刻に自動的にスキャンするような設定にしておくこともできます。
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3)ファイアウォールを導入する |
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(1) ハードウエアによる方法
(2) ソフトウエアによる方法
(3) OS標準のファイアウォール機能を利用する方法
ハードウエアの導入を考えた場合、使用しているパソコンとは別にファイアウォール専用のネットワーク機器を導入する必要があります。ただし、ブロードバンドルータなどには、ファイアウォール機能が搭載されている機種もありますので、これらの機能を利用するという方法もあります。ソフトウエアの導入を考えた場合、使用しているパーソナルファイアウォールをインストールする必要があります。
最近では、ウイルス対策ソフトとパーソナルファイアウォールが同梱されたパッケージも販売されていますので、これらを利用することをお奨めします。
※Windows XPでは、ICFというファイアウォール機能が用意されています。ただし、ICFは、Windows XP SP1以前のバージョンの デフォルト状態では無効になっているため、手動で有効にする必要があります(2004年にリリースされた
Windows XP SP2以降 のバージョンでは、標準でWindowsファイアウォールが有効な状態に設定されるため、この作業は必要なくなります)。
※ファイアウォールが保護してくれるのは、ファイアウォールのデフォルト設定によってあらかじめ設定されている特定のサービスやポートに対して外部から仕掛けられる攻撃だけです。
トラップの仕掛けられたWebサイトに接続することにより、不正なプログラムをインストールされたり、情報を盗まれるような攻撃については、ファイアウォールで防ぐことはできません。 そのため、ファイアウォールを導入してもウイルス対策ソフ
トの導入やWebブラウザーの適切な設定は必須です。
マイクロソフトUsers
Windows Live On Care
Windows Defender」日本語版
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4)Webブラウザーの設定を調整する |
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インターネット上の情報を見るために必ず利用しているアプリケーションがあります。それがWebブラウザーです。
Webブラウザーと呼ばれるものには、Windowsに標準装備されているInternet Explorerをはじめ、NetscapeやOperaなどがあります。
これらのWebブラウザーは、インストールした後すぐに利用することができます。
しかし、デフォルト設定のまま利用するのはお勧めできません。
デフォルト設定のままWebブラウザーを利用した場合、トラップが仕掛けられたWebサイトに接続することによって、情報を第三者に奪われてしまったり、不正なプログラムをあなたのパソコンに仕掛けられるなどの被害に遭う危険があります。
このような危険からパソコンを守るために、Webブラウザーの設定を適切なものに変更する必要があります。
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5)パスワードを定期的に変更し、絶対に他人に教えない |
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・パスワードは、絶対に教えない。
・他人の目に触れる場所にアカウントやパスワードを書いたメモや付箋紙を置いたままにしない。
・名前や生年月日といった簡単に推測可能なものをパスワードとして設定しない。
・短すぎたり数字だけの組み合わせのパスワード設定しない。
・一度設定したパスワードは、定期的(3か月 〜半年に1回くらい)に変更する
パスワードクラッキングツールと呼ばれる攻撃ツールによって、簡単に解析されてしまいます。
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6)大切なデータはバックアップする |
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ハードディスクが故障して、データを引き出せなくなってしまうことは意外とあります。
そんなもしものときに備えて、必要なデータはCDやDVDなどの記録メディアや外付けHDDなどにバックアップを定期的にとっておきましょう。
バッ クアップをとっていれば、ウイルスやハッカーから攻撃を受けてファイルやデータが破壊されてしまったとしても、もとの状態に復旧することができます。
また、バックアップはハードディスクが故障してしまったときや操作ミスなどで不意にデータを消去してしまった場合などにも有効です。バックアップを記録したメディアは、他人に触れられないよう厳重に管理しましょう。
パスワードが盗まれていることを知らずに、不正に使い続けられてしまうことを防ぐためです。
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パソコントラブルに巻き込まれた時の対策 |