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無線LANの通信速度は電子レンジに影響する？
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無線LANの通信速度は、電子レンジに影響して遅くなるのですか？
まず電波について理解する必要があります。電波とは電気の波のことで、これが情報を運んで通信しますが、この電気の波には繰り返しの周期の長短があり、その周期を周波数という単位で表します。
電波と周波数の関係を分かりやすく表すと、電波＝人の“声”、周波数＝声の“トーン”。例えば、私の隣に同じトーンで話す人がいたら、その2つの声が混ざり、聞く側にはひとつの雑音として聞こえてしまいます。
電波の通信も同様で、周波数が同じ電波を受信側が複数受け取ると電波が混信します。実は電子レンジと無線LANの周波数が同じで、これを同時に使用すると電子レンジの電波が無線LANの電波に干渉し、ネットの通信速度が遅くなるといった現象が起こります。
「電子レンジは強力な電波を利用しています。しかし、十分にシールドされている機種が多いので、並べて置くなど極端な使用方法をしなければ問題な少ないようです。
「無線の場合、電子レンジより隣の家から出る無線LANの電波を傍受し、干渉することの方が多いようです。気になるようであれば、干渉に強い規格に取り替えるのもひとつの方法です。現在、無線LANの規格は『IEEE802.11a』『11b』『11g』という3種が主流ですが、『11a』はほかの2種や電子レンジと周波数が違い、干渉にも強いです。ただ干渉以外にも、金属には電波を遮断したり、電波の通信を弱める傾向があります。パソコンと無線のアクセスポイントの間に大きな金属性のロッカーや家具などがある場合は、配置替えをお勧めします。
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