マイクロソフトがLinkedInを約2.8兆円で買収

マイクロソフトは、ビジネス向けのSNSLinkedInを、約2兆7700億円で買収することを発表しました。買収は2016年内にすべて完了する予定です。

LinkedIn(リンクトイン)は、2003年にサービスを開始したビジネス特化型のSNSのことで、世界で約4億人以上の登録会員を有します。

  • Facebookがリアルの友達や家族とのつながり、Twitterがネットや趣味・関心のつながりであるのに対して、LinkedInは、ビジネスで知り合った同僚や上司、パートナー企業、取引先の関係者などととつながるソーシャル・ネットワークです。
  • 今回の買収は、2011年のSkype買収(85億ドル)を上回る過去最大規模となります。

LinkedInを個人で利用する場合

LinkedInに登録すると、個人ページが用意されます。ここには、学歴や職歴、スキルなどを登録でき、自分のビジネス上の知り合いをみつけてつながりを作ることもできます。また、自分の感心事などをステータスアップデートとして配信することもできます。

LinkedInでは、知り合いではないユーザーをフォローしたり、関連するトピックの情報をフォローすることができ、最新情報を自分のページから確認することもできます。ステータスアップデートや情報の表示はFacebookのニュースフィードに近いイメージです。

LinkedInを企業で利用する場合

LinkedInには会社ページが用意されており、会社の基本情報(住所、連絡先、概要など)に加え、会社の特徴、事業内容などを登録できます。会社ページは従業員がLinkedInのプロフィールに社名を登録するとリンクできます。

会社ページは、フォローすることができます。フォローしたユーザーには会社ページのステータスアップデートなどがニュースフィードに表示されるようになります。
LinkedInでは、配信先をターゲットユーザーで指定でき、会社レベルや業種などど限定配信できるのが特徴です。なおフォロワーの統計情報や会社ページの閲覧状況などは統計データから確認できます。

また会社ページには、最大10件までプロモーションページを作成できます。プロモーションページ(ショーケースページ)は、ブランドや事業内容、トピックなどに特化した内容をまとめるのに適しています。特に、ブランドやプロダクトによって大きくターゲットが異なる場合は、会社ページをフォローしてもらうより、プロモーションページをフォローしてもらったほうが、最適な情報を配信できます。

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