スマートフォンの通信速度が今夏から早くなります

5月の総務省の有識者会議で、端末のデータ送信を最大2倍、受信を最大1.33倍の速さにできる新技術の使用を認める答申が出され、2016年8月に省令改正の手続きが完了します。
そのため、今夏より、スマートフォンの通信速度が大幅に上がります。

新技術「キャリアアグリゲーション」と「256QAM」の導入

送信には、複数の周波数を組み合わせて使うキャリアアグリゲーションという技術が利用できます。

  • キャリアアグリゲーションとは、複数の電波を同時に使うことでデータの通り道を広げ、素早く通信する仕組みです。例えば100Mbpsの回線が2つあればその両方を利用できるため、速度は200Mbpsになります。

受信には、「256QAM」という技術が利用できます。通信速度は最大で1.33倍になるため、電波状態が良い場所なら、動画をスムーズに視聴できます。

モバイル端末を販売する各メーカーは、2016年8月より新技術を導入した新しい端末を発売します。

キャリアアグリゲーション