駆除後も動作するゾンビ型ウィルスが猛威

トレンドマイクロの発表によると、日本人を狙ったゾンビ型の新種ウイルスが、日本国内で4月までに666件確認されていることが分かりました。

ゾンビ型の新種ウイルスは、パソコンの通信設定も書き換えるため、ウィルス対策ソフトで駆除した後も、パソコンに誤作動を起こさせ、正規サーバーにアクセスしようとすると、サイバー犯罪者が用意した別のサーバーに自動的にアクセスし続けます。

サーバーは金融機関のサイトにそっくりな偽画面を表示し、暗証番号やID、パスワードを入力させて盗み取ります。

ゾンビ型の新種ウィルスは、サイバー犯罪者によるメールに添付されたファイルを開封したり、ウィルスが仕掛けられたWebページを閲覧して感染します。

一度感染したパソコンは、ウィルス駆除で終了しと思わず、専門家に再度診断を仰ぐ必要があります。

ゾンビ型ウィルス

ゾンビウィルスへの対処法

スカムウエアを削除しても、パソコンを再起動すると以前と同じ偽の警告画面が表示される場合があります。それがゾンビウィルスです。レジストリの奥深くに入り込み、再起動する度に復活します。このようなときは、マルウェアを徹底的に駆除できるMalwarebytes Anti-Malware(マルウェアバイド アンチマルウェア)を利用します。
このソフトが優れているのは、マルウェアのパターンファイルが頻繁に更新され、新種のマルウェアでも、挙動を検知して隔離してくれる点です。


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