MS月例修正パッチ 2月11日に9件公開

マイクロソフトは、セキュリティ更新プログラムを2月11日(日本時間)に公開し、WindowsやOffice、Internet Explorer(IE)、サーバソフトウェアに存在する計56件の脆弱性に対処されています。最大深刻度は9件中3件が「緊急」、6件が「重要」に分類されています。

「緊急」に指定されているのは、IEのセキュリティ更新プログラムと、Windowsカーネルモードドライバのリモートコード実行の脆弱性、グループポリシーのリモートコード実行の脆弱性に対処する更新プログラムの3件です。

IEの更新プログラムは計41件の脆弱性が修正されています。脆弱性は、IE11までの全バージョンに存在し、特にクライアント版は深刻な影響を受けます。またカーネルモードドライバの脆弱性は6件が修正されています。特にWindows 7~WindowsRT8.1までのWindowsと、Windows Server 2008 R2~Windows Server 2012 R2までのWindows Serverが深刻な影響を受けます。
グループポリシーの脆弱性は、攻撃者がユーザーをだまして不正なネットワークに接続させる手口を通じ、リモートで任意のコードを実行される恐れがあります。この問題は、サポート対象の全WindowsおよびWindows Serverが深刻な影響を受けます。

■セキュリティ更新プログラムのことをマンガで解説

MS月例パッチ