MS月例修正パッチ 11月12日に16件公開

マイクロソフトは、16件の脆弱性を修正するセキュリティ更新プログラムを、11月12日に公開します。公開される月例修正パッチは、ほぼすべてがWindowsに影響するもので、それ以外にMicrosoft Office、Microsoft Exchange、Microsoft SharePoint Foundation 2010 Service Pack 2に関するものもあります。また一部の更新プログラムでは、Internet Explorerと.NET Frameworkの脆弱性も対象となります。

今回のセキュリティ更新プログラムに合わせて「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の新しいバージョンも公開される予定です。

Microsoft Officeに関する2件の脆弱性は、Word 2007、Word Viewer、Office互換機能パック、Office 2007 IME(日本語)が影響を受けます。(最新バージョンのOfficeは影響を受けません)

緊急レベルのセキュリティ情報は5件ありますが、そのうちの4件はWindows10のテクニカルプレビュー版と、次期Windows Serverのテクニカルプレビュー版も対象となります。

緊急レベルの脆弱性の1件は「特権の昇格に関する脆弱性」という異例の内容です。通常、この種の脆弱性が緊急レベルに指定されることはありません。この更新プログラムは、Windowsの全バージョンに対して配信されますが、Windows7など一部のバージョンは脆弱性の影響を受けません。

■セキュリティ更新プログラムのことをマンガで解説

MS月例パッチ