MS月例修正パッチ 10月15日に9件公開

マイクロソフトは、9件の脆弱性を修正するセキュリティ更新プログラムを、10月15日に公開します。公開される月例修正パッチは、WindowsやInternet Explorer(IE)などを対象に、深刻な脆弱性を修正する更新プログラムです。

最大深刻度が最も高い「緊急」に指定した3件は、Windows、IE、.NET Frameworkの脆弱性に対処します。この中で、IEの脆弱性は、IE11までの全バージョンと全Windowsの組み合わせに存在し、特にクライアント版のIEが深刻な影響を受けます。またWindowsと.NET Frameworkを対象とする2件は、Windowsのサーバー版とクライアント版を含む全バージョンで深刻な影響を受けます。残る6件の最大深刻度は「重要」が5件、「警告」が1件。WindowsやOffice、ASP.NET MVCに存在するリモートコード実行や権限の昇格、セキュリティ機能迂回の脆弱性に対処します。

Officeのリモートコード実行の脆弱性は、Office2007/2010/Office for Mac 2011/SharePoint Server2010/Office Web Apps 2010などに存在しています。
またWindowsとOfficeを対象とする「警告」レベルのセキュリティ情報は、Windowsの他、日本語版のOffice2007 IMEが対象となります。

■セキュリティ更新プログラムのことをマンガで解説

MS月例パッチ