Chromebookが日本市場に続々登場

パソコンメーカー各社は、2014年7月より、Googleの基本ソフト「クロームOS」を搭載したノートパソコン(Chromebook/クロームブック)の販売をスタートしました。

現時点で日本市場向けChromebookの販売に名乗りをあげているメーカーは5社。
日本エイサーも7月16日に「Chromebook C720」の販売をスタートしました。
DELLは7月17日に「Dell Chromebook 11」を発表。ASUSは8月、日本ヒューレットパッカードは9月、東芝は近日中に発表を予定しています。

Chromebookの特徴

Chromebookは、すべての作業をブラウザー上で行うため、インターネットに接続して使うことが前提となります。電子メールや文書作成のソフトなどはパソコン内に取り込まず、インターネットを経由して利用するのが大きな特徴です。

Chromebookには、Google Apps(Googleマップ、YouTube、Gmail、Google+、カレンダー、ドライブ、ハングアウトなど)が予めプリインストールされています。

Google Chrome向けの拡張機能やアプリなどをダウンロードできる「Chromeウェブストア」では、オフラインでも使えるPC向けサードパーティ製アプリが多数公開されています。

Chromeブラウザーの同期機能を利用すれば、他のChromebookで作業を継続できるアプリも提供されています。システムの起動時間も早く、電源を入れて7秒以内で操作可能です。

Chromebookは2万~3万円という価格の安さから、海外では教育機関や企業に普及しています。
「クローム管理コンソール」機能を利用すれば、すべてのノートパソコンを、ネット経由で一元管理できます。

例えば、学校で生徒が使うパソコンの設定を変更する場合、これまでは全てのノートパソコンを回収し、個別に操作する必要がありましたが、「クローム管理コンソール」機能を利用すれば一斉に変更することができます。

エイサーが販売スタートしたChromebook「C720」

11.6型のディスプレイ(解像度1,366×768ドット)を搭載。3万円前後で購入できるノートパソコンです。CPUはIntel Celeron 2955のほか、Core i3モデルも用意。メモリーは2GB/4GB
ストレージは16GB/36GB。購入者は、Googleドライブ上の100GBのストレージを2年間利用可能。バッテリ駆動時間は8.5時間、重さは1.25kg。

■エイサー C720 クロームブック

Chromebook