Windows XPで使用していたメールを移行する方法

WindowsXPで使用していたメールを、新しく購入したパソコンに移行する際に役立つツールが、マイクロソフトが無償で提供している「Windows転送ツール」です。

  • ただし、この方法で移行できるのはWindows 8まで。Windows 8.1には対応していないので注意が必要です。

Windows 転送ツールで移行できるものとできないものがあります。

[check]移行できるもの

Windows 転送ツール
  1. ユーザーアカウント
  2. ドキュメント
  3. 音楽ファイル
  4. 画像ファイル
  5. 電子メール
  6. お気に入りのサイト
  7. ビデオ

[check]移行できないもの

  1. パソコン購入時に入っていたソフト
  2. 自分で購入したソフト
  3. 自分でダウンロードしたソフト
  4. セキュリティ対策のソフト

Windows 8へメール情報を移行する際の留意点

Windosws 8や8.1には、Windowsストアアプリ版のメーラーが予めインストール済みです。
しかし、Windowsストアアプリ版のメーラーには「アドレス帳のインポート機能」がありません。そのため、Windows XPでOutlook Expressを使用している場合、新しく購入したパソコンに、他のメーラーをインストールする必要があります。

Windows Liveメールを利用する場合の移行ステップ

  1. Windows XPにWindows Liveメールをインストールします。
  2. Windows LiveメールにOutlook Expressのデータをインポートします。
  3. Windows 8にWindows Liveメールをインストールします。
  4. Windows転送ツールでデータを移行します。

移行する手順の詳細

[check]Windosws XP側の操作

  1. Windows Essentialsのダウンロードページを開き、メールをインストールします。
  2. インストール後、Windows Liveメールを起動すると、Outlook Expressからメールボックスなどのインポートが自動的に行われます。
    Windows 転送ツール

[check]Winodws 8側の操作

  1. Windows Essentialsのダウンロードページを開き、メールをインストールします。

[check]Windosws XP側の操作

  1. Windows XPにWindows転送ツールをインストールします。
  2. インストールが完了すると、スタートメニューに[Windows転送ツール]が追加されます。
  3. Windows転送ツールを起動します。
  4. 移行可能なユーザーデータの一覧が表示され、転送方法の選択画面が表示されます。
  5. 「外付けハートディスクまたはUSBフラッシュドライブ」を選択します。
  6. ウィザードに従い、作業を完了します。(※転送データを保存するのに十分な容量があるか確認が必要です。
    Windows転送ツール

[check]Winodws 8側の操作

  1. Windows 8を起動後、スタート画面からすべてのアプリを選択します。
  2. WindowsシステムツールのWindows転送ツールを起動します。
  3. ウィザードに従い、作業を完了します。

Windows 転送ツール(無料)を利用した移行方法は上級者向けです。また確実にデータが移行できるわけではありません。(トラブルも多いです。)市販の有料ソフト(おまかせ引越しProなど)の方が操作が簡単なので、初心者の方には推奨しています。

■おまかせ引越 Pro

おまかせ引越 Pro