MS月例パッチ 4月10日に9件公開

マイクロソフトは、4月10日に9件の脆弱性を修正するセキュリティ更新プログラムを公開します。

9件の月例セキュリティ情報のうち、深刻度が最も高い「緊急」は2件。このうちIEの更新プログラムで対処予定の脆弱性は、Windows8/RT版のIE10も含めてクライアント版のIE全バージョンが極めて深刻な影響を受けます。IEは3月に開かれたハッキングコンペ「Pwn2Own」で発覚した脆弱性がまだ未解決で、この問題に対処するとみられます。

もう1件の緊急レベルのセキュリティ情報はWindowsが対象で、Windows7までのクライアント版Windowsが特に深刻な影響を受けます。残る7件のセキュリティ情報はいずれも深刻度「重要」レベル。Office(InfoPathとWeb Apps 2010)、Windows、サーバソフト、セキュリティソフトのWindows Defender(Windows 8とWindows RT向け)に存在するサービス妨害(DoS)や特権昇格の脆弱性に対処を予定しています。

MS月例パッチ