WiMAX 2+ 10月31日スタート
次世代高速通信サービス「WiMAX 2+」が2013年10月31日よりスタートしました。WiMAXが下り最大40MBbpsなので、大幅なスピードアップです。「WiMAX 2+」は、2014年には下り最大220Mbpsへ増速され、2017年に下り1Gbpsに増速します。
WiMAX 2+とは
WiMAX 2+は、標準化団体「WiMAXフォーラム」が制定する世界標準規格です。
すでに商業利用されている「WiMAX」を拡張した「WiMAX Release 2.1」として2012年10月に公開され、日本ではUQコミュニケーションズが「WiMAX 2+」という名称で展開しています。
WiMAXとの違い
WiMAXとの違いは、LTEの方式のひとつ「TD-LTE」と互換性を持たせた点にあります。UQコミュニケーションズは2013年7月に獲得した2.5GHz帯/20MHz幅の帯域を活用し、WiMAX 2+のサービスを提供しますが、TD-LTEとの互換性により、基地局や端末を安価に調達/転用できることが見込まれています。
WiMAX 2+の新しいモバイルルーター
サービス開始に合わせ、新しいモバイルルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」が発売されます。本体/2.4インチQVGA(320×240)のタッチパネルで操作できるモデルです。
用途に応じて3つのモードに切り替え可能
- ノーリミットモード
下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsの「WiMAX」を利用可能。通信量無制限。 - ハイスピードモード
下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsの「WiMAX」および下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsの「WiMAX 2+」に対応。課金開始日から最大25ヶ月間通信量無制限。経過後は7GB制限。 - ハイスピードプラスエリアモード
下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsの「WiMAX 2+」およびに下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsの「au 4G LTE」に対応。7GB制限あり。
新料金プラン
月額料金:4,405円(基本使用料)-525円(UQ Flatツープラスおトク割、最大25ヶ月適用)=月額3,880円(2年契約)
WiMAX 2+の今後
サービス開始時点では、カバーエリアが都心(環状7号線の内側)に限定されますが、今後都市部を中心に整備が進むことが予想されます。
UQコミュニケーションズの親会社「au/KDDI」も、WiMAX 2+とLTEのデュアルネットワークに対応したスマートフォンの投入計画を予定しています。そのため今後はモバイルルータなしで利用できるようになります。
LTE級の速度で定額、しかも速度制限なしの使い放題
データ通信量が多いユーザにおすすめです。
WiMAX 2+対応エリアの展開予定
2013年10月末
環状7号線内
2013年度末
- 関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の一部
- 中部(愛知県)の一部
- 関西(大阪府、京都府、兵庫県)の一部
2014年度末
全国主要都市