Google One Passをスタート

Googleは、新聞や雑誌などのデジタルコンテンツを販売する出版社向けに、オンライン決済サービスOne Passを提供することを発表しました。

One Passは、Googleアカウントと連動した決済サービス「Google Checkout」によるデジタルコンテンツ販売の仕組みを出版社に提供するもので、出版社は自社サイトやアプリなどにOne Passを組み込むことで、パソコンやスマートフォン、タブレットなど複数の端末に対応したコンテンツの販売をすることができます。

コンテンツの価格は出版社側で設定でき、個別の記事や複数の記事に対して定期購読モデルや閲覧期間を限定したモデルなど、任意の長さの購読期間を設定することができます。

システムの利用料については明らかにしていませんが、複数の海外メディアでは、売り上げの10%がGoogleに支払う手数料となり、 90%が出版社の取り分となると報じています。

ユーザーが一度購入したコンテンツは、Googleアカウントによりパソコンやスマートフォンなど、複数の端末から閲覧することができます。

Googleでは、One Passをカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国、米国に展開。今後数カ月でその他の国にも拡大する計画があるようです。

One Pass