USBメモリーのAutoRunを無効化するプログラム

マイクロソフトは、2月9日の月例セキュリティ更新プログラムの提供に合わせて、USBメモリーなどでの自動実行機能を無効にする更新プログラムを、Microsoft Updateで配布を開始しました。

Windowsには、CD-ROMなどを挿入すると自動的にプログラムを実行する自動実行(AutoRun)の仕組みがあり、ソフトウェアのインストール用CD-ROMなどで利用されています。一方で、AutoRunの仕組みはUSBメモリーなどでも有効であったことから、「Conficker」や「Downadup」といったウイルスがこの仕組みが悪用され、ウィルスの感染を拡大させていた実情があります。

Windows7ではこの仕様が変更され、CD-ROM/DVDなどのメディア以外ではAutoRunが働かないようになっています。一方、WindowsVista/XPなどは、Windows7と同じ挙動にするための更新プログラムが2009年8月に公開されていましたが、ユーザーが手動でダウンロードしてインストールする必要がありました。

今回、この更新プログラムがWindows Updateなどで配布開始されました。対象となるOSは、Windows Vista/XPおよびWindows Server 2008/2003。