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200ドルパソコン 日本で発売開始
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台湾の ASUSTeK Computer は、200ドル台の低価格パソコン「Eee PC」を、いよいよ日本でも1月25日より発売開始します。価格は4万9,800円。
今回発売される Eee PC は、日本語版キーボードを実装し、Windows XP 日本語版をインストールした日本語版モデルです。メモリは最大2GB
搭載可能。これに、さらに2GB のメモリをバンドルしたモデルが5万800円で提供される。PC 本体のサポートはアスース・ジャパンが対応。
Asustek とは一体どんな会社なのか。なぜ Microsoft はこの会社を業界のどこよりも嫌い、Apple、Dell、Palm Computingが彼らを嫌うのか?また一方で、Intel
はなぜ彼らを愛してやまないのか。
台湾の Asustek(通称 ASUS)は、IT 業界で最も興味深く、革新的で、急速な成長を遂げている企業の1つです。
Asustek の主力はマザーボードで、その製造数はどのベンダーにも勝ります。Asustek のマザーボードはソニーの「PlayStation
2」、Apple の「MacBook」、Alienware の PC、そして HP の複数のコンピュータの中枢を担っています。
嫌われる理由は価格の安さです。またMicrosoft が Asustek を嫌う理由は明確です。
Eee PC は Linux(KDE が動く Xandros)で動作し、Asustek が開発した革新的なタブベースのユーザーインターフェイスを採用し、同デバイスには Microsoft Office に代わる OpenOffice や、Firefox まで搭載されています。
ハードウェア、OS、オフィススイート、そしてアプリケーションを合わせたシステム全体が、Amazon.com が値引き販売している「Microsoft
Windows Vista Ultimate」単体より30ドルも安く、Asus Eee PC は、あらゆる Microsoft 製品を積極的に回避することが成功のカギであることを世界に示しているからです。
また、Apple と Dell が Asustek を嫌うのは、両社がかなり以前からフラッシュメモリを採用したストレージベースのミニノート PC
を計画していたためです。しかし、両社が出荷にこぎ着けるまでには、ASUS Eee PC がすでに一部の市場シェアを奪ってしまっているでしょう。さらに、ASUS
Eee PC が機先を制し、両社に価格で大きなプレッシャーをかけて市場を席巻してしまう事態も考えられます。
一方、Intel は Asustek が好きでたまらない。ASUS Eee PC は、Intel プロセッサを搭載しています。それに加え、Intel
は Asustek のエンジニアリング手腕に敬意を持っています。Intel は、486マザーボードのプロトタイプが抱えたさまざまな設計ミスへの対処に悪戦苦闘していた1990年代にその手腕に気付いたようです。Asustek
はそれを修正しただけでなく、そのときすでに、同チップセットに対応して完全に動作するマザーボードを Intel に先駆けて用意していました。それ以降、両社はかなり密接な関係を維持しているようです。 |
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