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Winnyを説明するポイント
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Winnyを説明する時のポイントを押さえておきましょう。
1)Winnyは金子勇氏が開発した無償のファイル共有ソフト
2)中央サーバが不要なP2Pネットワークを構築し、ユーザー間でファイルをやり取りする
3)送受信されるファイルは暗号化されている
4)ファイルの暗号化と独特なダウンロードの仕組みにより、匿名性が高い
このファイル共有ソフトには、ファイル共有機能をメインにするWinny1と、P2Pによる大規模匿名BBSの実現を目指したWinny2とがあります。
いずれも中央サーバを必要としない純粋型P2Pネットワークを作り上げ、Winnyを起動しています。PC同士は、それぞれのアップフォルダにあるファイルの情報を直接交換し、リクエストに応じてダウンロードできます。
また「キャッシュ」と呼ばれるフォルダ では、送受信するファイルを暗号化して蓄積し、ほかのユーザーがダウンロードできる状態となっています。
例えば、ファイルをダウンロードす ると、そのファイルはダウンロードしたPCのキャッシュフォルダに残ります。
このファイルはWinnyネットワーク上ではダウンロード元のファイルとまったく 同じに見えるため、ファイルが1度ダウンロードされるたびにダウンロードできるファイルが増えていきます。
Winnyネットワークでは、ファイルそのものの情報のほかに、ファイルのアドレス情報を示す「キー」と呼ばれるデータも流通しています。
このキーが、 ファイルの増殖と同時に書き換えられます。ダウンロードしたファイルは、ダウンロード後のアドレス情報を記したキーをほかのWinnyノードに送り、キーの書き換えが頻繁に起きれば、元々の流出元を特定するのは困難になります。
なぜ、情報漏洩が頻発するのか?(ポイント)
1)Antinnyと呼ばれるウイルスが原因
2)AntinnyはHDD上の任意のファイルを勝手にアップフォルダにコピー、知らないうちにほかのWinnyユーザーがダウンロード可能な状態にする
3)漏洩したファイルの完全削除は難しい
Antinnyと呼ばれるウイルスがWinnyネットワークに蔓延しました。このウイルスは、Winnyが起動しているPCのHDD上にある任意のファイルを勝手にアップフォルダにコピーし、持ち主が知らないうちにほかのWinnyユーザーがダウンロード可能な状態にします。
これにより、多くの個人情報や営業秘密、あるいは自衛隊や警察などの機密事項を含んだファイルが漏洩し、無数のキャッシュフォルダに蓄積され、Winny ネットワークを漂うことになりました。一度、漏洩してしまうとファイルはどんどん増殖するため、完全に削除するのが難しいです。
この情報漏洩の深刻さは、内閣官房 の情報セキュリティセンターが「Winnyの使用は危険!」という緊急アピールを出すまでに至っています。
Winnyはどれくらい危険なソフトなのか?(ポイント)
1)情報漏洩した場合、Winnyネットワークがなくならない限り被害が続く
2)自分のPCにどんなファイルがキャッシュされているかも分からない
3)ダウンロードも違法とするような立法につながる可能性
Winnyネットワークがなくならない限り、そ こにアップされたファイルはいつまでもネット上で入手可能になります。それが秘密情報であったり、センシティブなプライバシー情報であったりすれば、被害者
はいつまでも被害を受け続けます。
個々のユーザーのキャッシュフォルダ に入っているファイルは暗号化され、そのPC所有者もどんなファイルが自分のPCに入っているか分かりません。
またそのウイルスを完全に防御したり、流出した ら困るファイルを絶対にHDDに記録しないことは事実上不可能なため、スキルの高い人がどんなに気を付けていても、秘密情報を完全に流出させないこと
はできません。いったん流出したら、これを削除することは誰にもできないので、極めて危険なネットワークなのです。
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